春がだんだん膨らむ
2009 3月8日 15:06 1,744 views

時田則雄歌集「ポロシリ」(角川書店)
帯広の農家で歌人の時田則雄さんが、文化庁の芸術選奨文部科学大臣賞を受賞あいました。今年1月には読売文学賞を受賞していますね。
時田さんの歌が好きで、昨年9月に発刊した第9歌集「ポロシリ」(角川書店)を買いました。
歌集なるものを買ったこと自体初めてで、それまで短歌に興味はありませんでした。何年か前に、時田さんが、離農した友人の家の廃材を薪にして、くべているのを詠んだ歌を見ました。それがきっかけで時田さんの歌を好きになりました。
短い言葉の中に思いをぎゅっと詰め込み、泥臭く、ほこりっぽく、ごつごつして、ときにはぽわっと温かく、そして力強い時田さんの歌のファンになりました。
ポロシリの中で気に入っているものをいくつか、
機械油の染みし軍手が日毎増え春がだんだん膨らんでくる
もうひとつ、ポロシリから
楕円形の影の主(あるじ)は母である鍬を担いでゐる母である
ポロシリは、帯広市内の書店で並んでいると思います。













