「納棺夫日記」読みました
2009 3月13日 16:50 1,874 views
アカデミー賞外国語映画賞受賞で一躍注目を浴びた映画「おくりびと」。
昨年秋に見ましたが、本当にステキな映画でした。
そんなわけで、その誕生のきっかけとなった本「納棺夫日記」を読んでみました。
死体のリアルな描写にはクラクラしましたが、
「これこそまさに、私たちが目を背けている部分だな」と、感じ入って読みました。
「納棺夫」という特異な仕事内容を垣間見ることができるとともに、
さまざまな死に向き合ったことでふつふつと芽生えた、著者の死生観に関する記述がダイナミックに展開されます。
“濃密”な本ですよ。ぜひご一読を。
映画は、この本をうまく換骨奪胎し、美とユーモアの“調味料”を多めに。
さらに、死者を慈しむそれぞれの家族・知人の様子を丹念に描き、愛情の深さを感じさせる脚本がとても良かったです。
本と映画はまったく別ものでしたが、それぞれ味わい深かった。
余談ですが、昨年の日本映画は、「おくりびと」はもちろん良かったけれど、木村多江とリリー・フランキーの夫婦役が信じられないくらい素晴らしかった「ぐるりのこと。」が別格でマイ・ベスト1でした。誰か賞を贈ってあげてください。それと地方新聞社を舞台とした「クライマーズ・ハイ」も。まあ、新聞人の端くれですから。













